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【コンテイジョン】タイトルの意味とは?|レンギョウの元ネタは?【ネタバレなし映画レビュー】

コンテイジョン映画ポスター サスペンス

基本情報

映画コンテイジョンのポスター

原題: Contagion
製作: 2011年
配給: ワーナー・ブラザース映画
時間: 106分
制限: なし
監督: スティーブン・ソダーバーグ
脚本: スコット・Z・バーンズ
制作: マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シャー、グレゴリー・ジェイコブス
キャスト:
ローレンス・フィッシュバーグ
マット・デイモン
ジュード・ロウ
グウィネス・パルトロー
マリオン・コティヤール
ケイト・ウィンスレット
ほか
こんにちは、猿こまです(@aoi_saru
猿こまプロフィール
猿こま
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今回は『コンテイジョン』をご紹介します。科学考証に基づいたリアルなパンデミック描写と俳優たちの迫真の演技が巧みに混ざり合った作品です。

あらすじ

コンテイジョンの俳優

「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストを迎え、地球規模で新種のウイルスが感染拡大していく恐怖を描いたサスペンス大作。接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウイルスが香港で発生。感染は瞬く間に世界中に拡大していく。見えないウイルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。

引用出典:映画.com

コンテイジョンの意味は?

作品タイトルのコンテイジョン(contagion)の意味を調べてみました。

【コンテイジョンの意味】
1(接触による)伝染、感染
2(接触)伝染病、感染症
3(思想・感情などの)伝染;悪影響

主に接触をともなう感染を意味しますが、そのほか思想などの伝染を表す際にも使われています。

猿こま
猿こま

ウィルスの感染と恐怖の伝染、2つのコンテイジョンが作品テーマのようね。

参考:Eゲイト英和辞典

生薬レンギョウとは?

レンギョウ

作中にレンギョウという薬が登場しますが、こちらは実在する中国原産の植物です。

中国名は黄寿丹、学名はForsythia suspensa。

生薬になるのは果実で、完熟する前に収穫され天日干しして作られます。強い抗菌作用をもち、漢方処方にも使われています。

猿こま
猿こま

元ネタはおそらくタミフル。原料に漢方薬の八角が使われていることから着想を得ていると考えられます。

参考:公共社団法人 日本薬学会

『コンテイジョン』の評価をチェック

3つの映画評価サイトIMDbFilmarksRottenTomatoesから『コンテイジョン』の評価をまとめてみました。

コンテイジョンの評価

一般の評価は、おおよそ6~7割ほど。

IMDbの集計での評価は10段階で平均6.8、票数は7に集中しています。

次点で6,8がつづき高評価の割合が高いです。

※2021年11月6日現在のデータ

コンテイジョンのIMBd評価
猿こま
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監督のネームバリューや引きのある俳優陣に対して期待通りの良作という評価でしょうか。

『コンテイジョン』感想

コンテイジョンの俳優

情報社会に潜む恐怖。未知のウィルスによるパンデミックを題材としながら、目に見えぬ情報に翻弄される愚かさが重なってみえるシビアな作品。コロナ禍で経験した情報の不確かさやあらゆる人の間に蔓延した疑心暗鬼の空気がフラッシュバックする。タイトルのコンテイジョン(=接触感染)になぞらえたのか、主要の俳優陣がほぼ同じシーンで交わらない点も隔離やソーシャルディスタンスを彷彿とさせる作りで興味をそそられました。
おすすめ度 3.7
ストーリー 4☆☆☆☆
音楽    3☆☆☆
映像    4☆☆☆☆
キャスト  4☆☆☆☆
※5点満点で評価しています。
猿こま
猿こま

少々飛躍したし妄想ですが、映画もまたカットをつなぐ情報と思い込みで成立する戯れなのだとラストシーンを眺めながら考えました。

『コンテイジョン』見どころ解説

コンテイジョンの俳優

『コンテイジョン』を3つの見所をで解説します。

・疫学的な視点から描かれるドラマ
・情報伝達の恐怖
・コロナとも酷似するパンデミック描写

疫学的な視点から描かれるドラマ

本作と他のディザスタームービーとの決定的な違いは、専門家の知見に基づいた脚本と演出です。疫学視点で展開するドラマは、まるで学術的なシミュレーションを見せられているような現実味があります。

監修は感染症専門家のイアン・リプキンが務め、彼の提言により追加されたカットもあるそうです。

感染拡大への政府の対応、都市封鎖、生活用品の買い占めなどは、奇しくも新型コロナで経験した現実とも重なります。

2003年のSARS、2009年の新型インフルエンザが脚本に影響を与えているのは想像がつきますが、その上で徹底した科学考証に基づいて紡がれるドラマは見応えありです。

情報社会への警鐘

ウィルスの脅威とおなじく情報の危うさも本作のテーマです。

現実に新型コロナウィルス流行の初期に起きた、トイレットペーパーの買い占めなどを思い出す方もいるでしょう。

扱い方ひとつで、人を救うこともあれば毒にもなる。まさにウィルスとワクチンのような情報の2面性をシリアスに描いています。

コロナとも酷似するパンデミック描写

科学考証に基づくリアルな感染拡大の物語は、コロナ禍を経たことで現実味を増し、皮肉にもその堅実な作品作りを裏付けることになりました。

専門的なセリフが多く、科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」等で引用もされるなどその専門性の高さはお墨付き。

しかし決して堅苦しくなく、スリリングで味わいのある作品です。俳優陣の真に迫る演技とソダーバーグ監の手腕が具現化したリアルディザスタームービーといえます。

まとめ

今回は『コンテイジョン』を紹介しました。

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このブログが皆さんの映画ライフの一助になれば幸いです。

▶コマログの中の人

コマログの中のサル。大学時代に心理学のはしっこをかじって以来サル化が進行している。
主夫歴3年妻と2人の子どもと猫と暮らしています。映画は年間300本くらい。いまは毎日子どもとウルトラマン。好きな映画は「素晴らしき哉、人生!」好きな本は串田孫一さんのエッセイ、好きなウルトラマンは、ウルトラマンZ

子育てのためになるインプットと映画について書いています。

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