『KATE』基本情報
制作:2021年
監督:セドリック・ニコラス=トロイヤン
脚本:ウマイア・アレム
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ウディハレルソン
國村隼
浅野忠信
MIYAVI
ミヒウ・ハウスマン
ミク・マルティノー
BAND-MAID
こんにちは、猿こま(@aoi_saru)です。
今回は、Netflixオリジナル映画『KATE』を紹介します。
アカデミー賞ノミネート監督による、いまっぽい映像演出が魅力の作品です!
しかし、ある依頼での出来事がきっかけで、足を洗うことを決意する。
殺しの師匠(ウディ・ハレルソン)に意思を伝え、次の仕事を最後と決めるが、
何者かに毒を盛られ、余命一日を宣告される。
復讐のため、ヤクザ相手にキルビルばりの大立ち回りをみせるKATE。
果たして彼女は復讐を果たすことができるのかー
『KATE』感想
近未来SFのようなネオンライトとアンダーグラウンドな日本の路地裏の組み合わせがカッコいい。
もはや私たちの知っている日本が舞台ではない。
どこかにある架空の街「ジャパニーズシティ」の出来事のようだった。
空間演出もリアリティよりは、その一歩外側のパラレルワールドを見せられているよう。
ありえないけどカッコいい!そんなシーンたくさん詰まってました。
ここからはネタバレを含みます。映画視聴後に読んでいただくのがオススメです。
監督はアカデミー賞ノミネートの視覚映像アーティスト
本作の監督セドリック・ニコラス=トロイアンは、映画監督であり、視覚効果アーティストです。
視覚効果とは、現実にはない演出を画面に加える技術のこと
VFXともいうよね。
セドリック監督は、2012年の『スノーホワイト』でアカデミー賞視覚効果賞にノミネート。
本作でもインスタ映えしそうなカットをじゃんじゃん作っています。
お好みかどうはあなた次第。
バニラのトラック
冒頭からバニラのトラック(通称:バニラカー)が登場。
日本のアンダーグラウンドが舞台となる本作の舞台説明にはピッタリのモチーフだと思いました。
ポップでインモラルなことがこれから始まるよ!という期待も高まります。
個人的に、こういうダサ・スタイリッシュな導入はけっこう好みです。
KATEが飲まされた毒ポロニウムとは?
KATEが飲まされた毒は、正式にはポロニウム204という成分を含むものでした。
ポロニウムとは、元素番号84の元素です。
非常に毒性が強く、現在確認されている毒性物質のなかで最も毒性の高い物質のひとつといわれています。
そんな毒を盛られて、あれだけヤレるKATEはかなりすごい。
おまけに、それを育て上げたヴァリック(ウディ・ハレルソン)もすごい。
ビルに映し出されたアニメは?
(東京喰種公式PVより引用)
暗殺のため登ったビルの屋上の向かいで流れていたアニメ映像が気になったかたは多いと思います。
あの映像は石田スイ原作の『東京喰種』が使われていました。
東京喰種も、組織同士の潰し合いや味方同士の裏切りが描かれた作品。
「喰うか喰われるか」そういったメッセージとしても受け取れるカットでした。
メイド服バンドのなまえは?
KATEがアニと接触するために入ったライブハウスで演奏していたとは『BAND-MAID』という実在するバンドです。
(BAND-MAID公式ホームページより引用)
BAND-MAIDとは、世界規模で活動するメイド姿のハードロックバンド。
本作でハリウッドデビューを果たしました。
KATEとヴァリックの関係とは?
最終的に銃口を向け合った2人ですが、ホントのところどんな関係性だったのでしょうか。
ヴァリックは、利用価値以外の感情をKATEに抱いていたと、私はおもいます。
KATEをみるヴァリックの眼差しには、常に優しさが感じられました。
ラストシーンでも一瞬だけ苦悶のような表情が見えたのはきっと私だけではないはず!
それでもKATEは最後の仕事をやり遂げました。
気持ちよさより、感慨の残るラストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アメリカン任侠なヴィジュアルアクション 『KATE』の視聴感想・レビューでした。
この記事があなたの映画ライフの一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい。
【その他NETFLIXオリジナル】
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