マルティネスは、19世紀中頃にアメリカで誕生したとされるクラシックカクテルの1つです。
マティーニの原型の1つとしても知られています。
マルティネスのレシピ
スイートベルモット 30
マラスキーノ 2dash
オレンジビターズ 2dash
[技法]ステア
[グラス]カクテルグラス
全ての材料を氷で満たしたミキシンググラスに注ぎ、ステアで仕上げます。
マルティネスのレシピは文献によりかなり幅がありますので、ジンとベルモットの割合はお好みで調整していくと良いでしょう。
マラスキーノ→オレンジキュラソー
オレンジビターズ→アンゴスチュラビターズ
と変えているレシピも存在するので、このあたりも手持ちの材料と好みで調整してみてください。
マルティネスの由来
マルティネスの考案者は謎に包まれています。
はじめて活字として登場したのは1862年刊行カクテルブック「How To Mix Drinks」
この本はカクテルの父ジェリー・トーマスが著した世界最古のカクテルブックとしても有名です。
しかし考案者や誕生の経緯などは記されておらず、その由来は歴史の霧中。
マティーニの原型といわれる理由
甘口カクテルのマルティネスは、時代やカクテルの流行とともに辛口ドライなカクテルにアレンジされていったと考えられています。
オールドトムジンがドライジンに、スイートベルモットがドライベルモットに変わり、現代のマティーニのレシピのルーツになったというのが通説です。
名前については、マルティーニ社のベルモットが使われていたことに由来するという説もあります。これまた企業PRとしてはありそうな話です。
関連【マティーニの原型】ジンアンドイットは製氷機がない時代のカクテル【レシピと由来】
マルティネスを作るならオールドトムジンで
マルティネスを作るなら、オールドトムジンがおすすめです。
マルティネスがカクテルブックに登場した19世紀中ごろのジンは、甘みを添加したオールドトムジンが主流といわわれています。
ヘイマンズ・オールドトムジンは1800年代のレシピをそのまま再現した一本。19世紀のクラシックカクテルを味わうのにぴったりなジンです。
ジンの香りに包まれながら、甘美な旨味を楽しんでみてはいかがでしょうか
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