わたしメッセージ(I message)についてご紹介します。
後半は、私の実用例です。子どもの机たたきをしなくなったやり方を紹介します。
たった1回の会話で机たたきがなくなりました。ぜひ参考にしてみてください。
わたしメッセージ
「わたしメッセージ」とは、オックスフォード大学 児童発達学博士の島村華子氏の著書『自分でできる子に育つほめ方叱り方』で紹介されているコミュニケーション方法です。
「わたしメッセージ(I message)」とは、相手を批判したり否定したりせずに、「私」自身の気もちを中心に、自分自身がどう感じているか、またその理由は何であるかということを伝えながらコミュニケーションをとる方法です。
引用元:『自分でできる子に育つほめ方叱り方』島村華子 著
「わたしメッセージ」を使った子どもの叱り方については、こちらで詳しく解説しています。
わたしメッセージ4つの要素
わたしメッセージは、4つの要素でできています。
感情:親や周りがどう思ったかを伝える。
影響:親や周りにどんな影響があるか伝える(どんな問題があるか伝える)
提案:どうしたら同じできごとを避けられるか、解決策を提案する。
大切なのは、否定をしないこと・感情を伝えることです。
アニくんの机たたきをやめてもらうために実践してみました。
わが家のケース(長男3歳)
長男アニくん:3才 弟オトくん:1才
オトくんと一緒になって机をたたくようになったアニくん。オトくんでもわりと音が出るのに、アニくんが叩くと騒音レベルが桁違い!
これはやめてもらわなければとアニくんに言い聞かましだが、目の前でオトくんがやっていることもあり、なかなかやめてもらえない・・・
ここに、わたしメッセージによるコミュニケーションを投入します!
わたしメッセージ実用例
机叩いてるの楽しい?
たのしー!
机叩くの楽しいかー。でも机が壊れちゃうよ?
あたしと妻さんの大切な机だから、壊れたら悲しいな。
大事なのこわれたらアニも悲しー
そっか(よっしゃ!)じゃあ机叩くのやめようね。
うん!
これだけで?と思われるかもしれませんが、ほんとにこの1回でアニくんの机たたきはなくなりました。
静かにちょんちょんと触ってることはありますが(笑)
まとめ
いまのところ、アニくんが机をバンバン叩くことはないです。
むしろオトくんが叩くのを私と一緒になって止めてくれています。
親と子ども2対1の中で、長男が味方になってくれる日が来るなんて、それだけでもちょっと涙が出そうです。
いまだにやさーしく、ちゃんちょんしてることはあります。
それは彼なりのコミュニケーションとして受け止めて「丁寧に使ってくれてありがとう」と伝えています。
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