今日は、猿こまです(@aoi_saru)
本記事では、ジャックダニエルを飲むのがちょっと楽しくなる7つのポイントをご紹介します。
ジャックダニエルの創業者
ジャックダニエルの創業者はジャスパー・ニュートン・ダニエル。
世界に知られるテネシーウィスキーは、通称ジャックダニエルと呼ばれていた彼の名にちなんで名付けられました。
彼こそが、世界に知られるテネシーウィスキーを作り上げ、ブランド名の由来となった人物です。
ジャックダニエルはテネシーウィスキー
アメリカのウィスキーといえばバーボンウィスキーですが、ジャックダニエルは「テネシーウィスキーである。」その姿勢を一貫しています。
2013年には州会議でその定義が立法化され、法的にもテネシーウィスキーを名乗れるようになりました。
前提としてバーボンウイスキーの条件を満たさなければいけません
1.アメリカ国内で製造
2.主原料のトウモロコシの使用比率が51%以上
3.アルコール度数80%以下で蒸留
4.ホワイトオークの新樽の内側を焦がし、アルコール度数62.5%以下で貯蔵・熟成
5.水以外を加えずアルコール度数40%以上でボトリング
【テネシーウイスキーの定義】
1.テネシー州のなかで製造・熟成
2.サトウカエデの木炭で原酒をろ過(チャコールメローイング)
ジャックダニエルNo.7の由来
ラベルに書かれている「No.7」実はこの意味を説明できる人は誰もいません。
残されている諸説にも正確な根拠はなく、噂のレベルです。
1.創業者のジャスパー・ニュートン・ダニエルの愛人の数が7人だった説
2.試作7番目のレシピがジャックダニエルになった説
説の真偽は謎のままですが、ダニエルが相当なプレイボーイであったことは間違いなさそうです。
生産地テネシー州ムーア郡はドライ・カウンティ
ジャックダニエルの蒸留所があるテネシー州ムーア群は、いまなお禁酒法が残る自治体のひとつ「ドライ・カウンティ」としても有名です。
禁酒法とは1920年から1933年に施行された、飲料用アルコールの製造、販売、輸送を禁止する法律です(アメリカ合衆国憲法修正第18条)
1933年に廃止されますが、一部の自治体では禁酒法時代に独自の酒類販売規制が設けられていたため、禁酒法の廃止後も「禁酒地域」のままになりました。
ジャックダニエルのあるテネシー州は1909年に州法で禁酒を定めたため、禁酒法廃止後も酒類の販売規制が残りました。
しかし禁酒法以前から創業していたジャックダニエルはテネシー州法の例外規定として、その蒸溜所内に限り、酒類の製造と販売を許可されています。
テネシー州およびアメリカ国民に愛されるお酒であることがわかりますね
チャコールメローイング
ジャックダニエルの味わいを支える特徴的な製造工程がチャコールメローイングです。
「サトウカエデが炭になる様子」
「サトウカエデのろ過槽」
引用元:ジャックダニエル公式HP
チャコールメローイングとは、サトウカエデの木炭を使った濾過工程。
高さ約3メートルの濾過層にサトウカエデの木炭を詰めて、原酒を一滴一滴垂らしてじっくり濾過する工程です。
これにより雑味がとれ、バニラやキャラメルのような滑らかなフレーバーを作り上げています。
チャーリング
チャーリングとは、樽の内側に火入を行い、焦がす工程のことです。
バーボンウィスキーは、このチャーリーグによって焦がされたオーク樽を原酒の熟成に使用するよう義務付けられています。
ジャックダニエルもこれを採用しています。
原材料とうもろこしの比率
バーボンは原材料の51%以上にトウモロコシを使用することが義務付けられています。
通常バーボンでは約70%といわれるトウモロコシ使用率ですが、ジャックダニエルの場合はその使用率がなんと約80%。
ジャック・ダニエルの柔らかな風味のもとはこのトウモロコシ比率からきているといえます。
【おまけ】ジャックダニエルの愛飲家たち
ジャックダニエルには多くの愛飲家が多く、特に多くのミュージシャンが逸話を残しています。
キース・リチャーズ:ライブ映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」(1983)ではラッパ飲みを披露。
ジミー・ペイジ:ラッパ飲みしている写真で有名。
レミー・キルミスター:レミーといえば「コーラのジャック割」コーラーをジャックで割ったのです。
マイケル・アンソニー(元ヴァン・ヘイレン):ジャックダニエルのラベルを描いたベースを使用していました。
高見沢俊彦:ジャックのボトルを模した特注ギターを所有している。
ジャックダニエルのこだわりは、アーティストにとどまらずにこれからも多くの人を魅了し続けることでしょう。
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